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おやすみなさいの扉
子どもと過ごす仕事を経てママとなった今、4歳違いの兄妹との何気ない毎日、親子で出会った絵本の紹介をします。   おやすみなさいの扉をノックしてステキな夢の世界へ出かけましょう。
ぎんいろのクリスマスツリー…


ぎんいろのクリスマスツリー
パット=ハッチンス 作  渡辺 茂男 訳
偕成社


何冊目のハッチンスのお話でしょう。
『ティッチ』からスタートしたハッチンスワールド。
私だけでなく、とんきちも好きみたい。幼稚園で初めて借りてきた絵本もハッチンスですから…(笑)。
さあ、クリスマスもハッチンスワールドで楽しませていただきましょう。

自分の木の枝に一生懸命飾りつけをしているりす。
柊に赤い木いちご、松かさも飾り付けて、クリスマスの飾りできれいな木ですが、りすはまだまだ気に入りません。
そこで、くるみにやどり木の束、麦の穂まで飾ったのですが、やっぱり…。
一生懸命飾りつけをしたので、あたりは真っ暗になり木が見えなくなってしまった、ちょうどその時、木の一番先に美しい銀色の星が出たのです。
それはとても美しく、大喜びしたりすは、このクリスマスツリーを特別の贈り物として友だちみんなに見せることにしました。
幸せな気持ちでぐっすり眠ったりす、次の日、ゆっくり目をさましたりすは、銀色の星を見ようと木を走りおりて下から見上げたのですが、枝の間からいくら見上げてもあのきれいな星は見えません。
美しく見えていた銀色の木も今では銀色ではなく…。
あたりを探しまわったりすですが、どこにも銀色の星は見つからないので、あひるに聞きに行きました。
すると、あひるはい草の茂みに包みを隠そうとしていました。『ぼくのほしをみつけてくれたんだ』と思ったりす、『ぼくのほしではありませんか?』とあひるに尋ねたのですが、あひるは笑って『クリスマスイブまでまつんだね』と。
りすの大切な銀色の星、あひるが持っていた…なんて思いながらうちへ帰る途中、今度はねずみに出会いました。
そして、ねずみも包みを隠そうと…。そして、きつねにうさぎまでもが…。
りすの大切な銀色の星を持っているのは誰なんでしょう。クリスマスイブにはりすの元へ返ってくるのでしょうか。

絵本を見ているとんきちはもちろん、銀色の星の正体が分かっていました。
でも、たったひとつの宝物をなくしたような気持ちのりすが、一生懸命探しまわる姿を見ているうちに、『よるになったら…』なんていう当たり前の気持ちは消えていたみたい。
そう、絶対にお星様なんだけれども、みんなが何かを隠しているから、もしかしたら星ではなくって…なんていうドキドキした気持ちになったんでしょうね。
このお話の素敵なところは、やっぱりクリスマス、大切な人を幸せな気持ちにさせる特別な日だということが描かれているところかな。
りすがクリスマスツリーを飾るのも、大切なお友だちに見せてあげたい気持ちから、お友だちが包みを隠すのも、大好きなりすを喜ばせてあげたい気持ちから…。
クリスマス=プレゼントが当たり前ですが、やっぱり、誰か大切なひとへの思いを暖める日…なんていう思いをしっかり持たないとダメですね。
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