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おやすみなさいの扉
子どもと過ごす仕事を経てママとなった今、4歳違いの兄妹との何気ない毎日、親子で出会った絵本の紹介をします。   おやすみなさいの扉をノックしてステキな夢の世界へ出かけましょう。
あなたをずっとずっとあいしてる・・・


あなたをずっとずっとあいしてる
宮西 達也 作・絵
ポプラ社


恐竜シリーズも三冊目。とんきちのティラノサウルスへのイメージもすっかり変わり、なんでもガブリと食べてしまう怖い存在から本当は優しい心を持った恐竜、になってきたみたい。
生まれてくる姿は選べないもの。でも、その姿のために悲しい思いをしているティラノサウルスを見ていて、とんきちはどう感じたかな?

昔々大昔、嵐の過ぎた朝、林の中に落ちているたまごを見つけたマイアサウラのお母さんは、『ティラノサウルスにでもみつかったら、たべられてしまう』と自分の家に持って帰り、自分のたまごと一緒に育てることにしました。自分のたまごと同じように優しくなでながら、『はやく げんきに うまれてきてね』と、毎日毎日二つのたまごを抱きしめました。
お母さんの愛情をしっかり受けた二つのたまごからは、かわいい赤ちゃんが生まれてきました。でも、拾ってきたたまごから生まれたのは、あの乱暴もののティラノサウルスの赤ちゃんだったのです。
悩むお母さん、この赤ちゃんが大きくなり、自分がティラノサウルスだということに気がついたときに起こることを考えて、寝ている赤ちゃんを抱いてたまごを拾った林まで行きました。
スヤスヤと眠っている赤ちゃん、『ご、ごめんね……』と言って、ズキンズキン痛む胸を抱えて、赤ちゃんを置いて歩き出すお母さん。その時です。
『クー……』 赤ちゃんの小さな声が聞こえてきました。その声を聞いたお母さんは、『ごめんなさい、ごめんなさい』と泣きながら赤ちゃんを抱きしめ、二度と離さないことを誓ったのです。
二人を同じように愛し、かわいがるお母さん。自分の子どもには『ライト』、ティラノサウルスの子どもには『ハート』という名前をつけて、大切に育てました。でも、大きくなるにつれて、マイアサウラとティラノサウルスの違いが明らかになり…。

同じようにたまごから生まれ出たのに、一度はお母さんに捨てられてしまうティラノサウルスの赤ちゃん。でも、心優しいお母さんは赤ちゃんの声を聞いて、すぐに引き返す。そんなお母さんと赤ちゃんの姿を心配そうに見ていたとんきち。お話を聞きながらも悲しくなるのか、ときどき私の顔を見ながら、なんともいえない心配顔。
生まれ育つ環境は選べないもの。このティラノサウルスの赤ちゃんも、本当は生まれたときからティラノサウルスとしての道を歩くべきところを、たまたまマイアサウラのお母さんに育てられたことで思いもしていなかった道を…。
葛藤を持ちながらも愛情深く子育てをしたお母さんの姿、なんだか学ぶものがたくさんありますよね。







じいじのさくら山
松成 真理子 著
白泉社


とんきちにとってもなじみのあることば、存在である『じいじ』。そして、満開の花たちの姿が記憶に新しい『さくら』。
タイトルを聞いただけで、「えっ?!」となんだか興味がむくむくと湧いてきたみたい。

ぽっかりと晴れた青空の日、『ちびすけ さくら みにいこう』とじいじはいつもおれのことを誘う。ゆっくり歩いて進む道、さくら山まではもう少し。
このさくら山はじいじの山。嬉しいことがあるたびにこっそり桜を植えてきた。空まで届きそうな桜の枝を見ながら、『こんなになるとは おもわんかった』というじいじ。『すごいな』というおれに、じいじは決まって『なんも なんも』と笑って答える。
一つ一つの木と話をするじいじ、おれもじいじの真似をしてはみるが、木はなんもこたえん。山にいると、天気もすぐに変わってしまう。でも、じいじが一緒なら土砂降りだって平気。走るのが速いおれがじいじの手を引っ張ってあげるんだ。
じいじと一緒にたくさんのことをして遊んだ。草や花や虫のこと、じいじは何でも知っている。『すごいな』と言うおれのことばを聞いても、やっぱり『なんも なんも』と答えるじいじ。
そんなじいじとの楽しい毎日。でも、ぼたぼた雪が降った日にじいじが病気になってしまった。布団の中のじいじの体は、ちょっとずつ縮んでいくみたいでおれは泣きたくなりました。
大好きなじいじ、また一緒にさくら山に行って、花開く桜の木を見ることができるかな。

じいじと孫、とっても年の離れた二人が仲良く手をつないで山道を登っていく姿はとても微笑ましく、家で遊ぶことがメインのとんきちはとってもうらやましそう。山に囲まれた自然の中で暮らしていたら、こういった毎日もあたりまえなのでしょうが、とんきちにとっては夢の世界。そして、私にとっても懐かしく、もどりたいな~と思わせるような世界でした。
私が子どもの頃は、今住んでいるこの辺りも草原ばかりで、季節ごとに咲く花を摘んだり、小さな虫たちをつかまえて遊んだものです。でも、今はそんなことをするような空き地もなくって…。
とんきちにとってのじいじは、このお話のじいじよりもかなり若く、たぶんイメージとしては『じいじいじ』(ひいおじいちゃん)だったかな? そういえば、じいじいじにとんきちを預かってもらうと、昔懐かしい遊びを教えてくれました。流行の遊びばかりでなく、おじいちゃんならではの遊びをとんきちに伝授してもらいに行きたくなりました。
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